中村園の乾燥ハーブ~香りに対するこだわり~
- 2019.08.17
- 中村園の取り組み
中村園の自社農園でつくった乾燥ハーブには、化学製品から製造した合成香料を一切添加しておりません。
それだけだと、香りが弱くなってしまい、何の面白みもなくなります。
だから、我々は、植物そのものが持つ香りをいかに強めるか、残すかに、力を注いでいます。
そうすることで、化学合成香料がなくとも、十分楽しめるハーブを作っています。
生育に手をかけて香りを高め、乾燥を素早くかつ慎重に行うことで香りを失わないようにする。
基本的なことに力を入れてます。
以下の弊社サイトで海外産乾燥ハーブと香気成分の数値比較をしてますが、大きく異なっていることがわかっていただけるかと思います。
少々余談になります。
私自身が、化学合成香料アレルギーで、匂いを嗅ぐと軽くクラクラっとするんです。
私にとっては、合成香料もシンナーも同じようなもので、
アレルギーでない方からすると、「何を大げさな」とか、「オーガニックかぶれ」みたいに思われるかもしれませんが、実際そうなんです(笑)
本投稿を読んでいただいているご自身、もしくはそのご家族の方でアレルギーの方がいらっしゃれば、ご理解いただけるかと思います。
さらに余談です。
化学合成香料の入っている茶の見分け方をおしらせします。
缶や袋に入っているお茶を中から全部取り出していただき、しばらくしてその缶などの中の匂いを嗅いでみてください。
無添加だと、少し残り香があるかもしれませんが、基本、香りません。
化学合成香料入りだと、はっきりと香りがします。
天然の香りだと植物の中に含まれているため、茶やハーブを取り除くと香りも取り除かれることになります。
一方で、合成香料は、工程上、茶やハーブの表面に化学合成香料をまぶす形になるため、缶などに付着するのではないかなと思います。
話があっちこっちに飛びましたが、そんな理由で、
とにかく自然由来の香りだけでやっていけるように技術を高めようと思った次第です。
お客様に、本当の植物の香りを楽しんでいただきたい。
そう思ってつくってます。
中村