中村園の農作物① 「お茶」
- 2019.07.25
- 中村園の農作物
みなさま初めまして!中村園の中島です!!
これからJOURNALを使って定期的に中村園の事や農作物について紹介していきたいと思います。
中村園で栽培している農作物第一回目は「お茶」の紹介です。
中村園は福岡県八女市でお茶の栽培をしておりますが、八女市は高級茶の産地として有名な地域です。
現在飲まれているお茶の歴史は古く、国産の茶生産は、1191年中国の宋に学んだ僧・栄西が、筑前背振山に茶種を播き、博多に聖福寺を建立し、境内にも茶を植えたのがはじまりとされています。その後、この茶の種が山城宇治、伊勢、駿河と広がり現在の茶産地となっているそうです。
八女茶が高級茶として有名なのは歴史が長いだけでなく、地域の特徴も関係しております。
筑後川と矢部川の大きな河川から来た質の良い土砂が蓄積されていることや、霧(朝霧や川霧)の発生しやすい土地柄でもあり、 霧が覆い 太陽光を適度に遮ることで、茶の旨み成分であるアミノ酸の生成を促進し、コクや甘みを強く感じるお茶になると言われております。その特長は今でも伝統本玉露からかぶせ茶といった太陽光を遮る方法に活かされております。
しかし現在では八女茶畑栽培農家の高齢化・担い手不足により、離農者が減ってきております。
歴史と伝統のある八女茶を持続可能な農産業として継続させるため、中村園では担い手のいない農地を借り受け品質を維持しつつ効率的な栽培管理方法を確立する為、実際に作業をしながら改善活動を行っております。
八女茶と中村園の取組みについてここまで読んでくださりありがとうございます。
普段飲んでいるお茶も、歴史や経緯を知りながら飲むとまた一味違ってくるのではないでしょうか。興味がある方は中村園の運営ショップ「はるのき」にて八女茶を販売しておりますので、是非のぞいてみてください。
はるのき楽天市場店 八女茶商品はこちらから